うまく伝わらない時のために「画面のハードコピー」
2005-04-11


ASAHIネットのサポートなどにお問い合わせの際、困っている現象について、うまく言葉で説明できないことはありませんか?画面に表示されたエラーを、そのままの形で見せられれば、すぐに解決することもあります。

 そこで今回は、現在表示している画面の状態をそのままの形で保存する、画面のハードコピー(画面ショット、プリントスクリーンなどともいいます)をご紹介します。

 画面のハードコピーは、現在表示している画面の状態を、そのままの形で保存します。通常は、そのシステムで利用可能な形式で保存されるので、後で確認も行なえます。
 これをお問い合わせメールなどに添付することもできますので、お電話でのやりとりもぐっとスムーズになるはずです。

<Windows をお使いの場合>
 Windows で現在表示している全画面を保存するには、 Print Screen キーを押します。これで、実際にはクリップボードに現在表示中の画面のイメージが記憶されます。また、アクティブなウィンドウだけを収納したい場合は Alt キーを押しながら Print Screen キーを押します。
 ここでクリップボードに記憶された画像は、そのままでは確認ができません。また、メモリ上に保持されているだけですので、ファイルとして保存する必要があります。
 この場合、Windows のアクセサリメニューにある「ペイント」という標準添付のソフトを開き、「編集」メニューから「張り付け」を選びます。これで内容が確認できますので、「ファイル」メニューから「保存」を選び、任意のフォルダにファイルとして保存できます。
 「ペイント」が標準で扱えるファイルの形式は、画面のドットごとの色をそのまま記録する BMP(ビットマップ)形式です(Office XP などを導入している場合、jpeg 形式での保存が可能な場合もあります)。  いちいち「ペイント」などを起動するのが面倒、という方には、こうした機能を持つソフトウェアもフリーウェアなどで提供されていますので、Google などの検索サイトで「Windows 画面ハードコピー」などと入力して検索できます。こうしたソフトウェアの中には、画像を予め指定した形式のファイルで保存できるものもありますので、ご利用ください。

<Macintosh での画面ハードコピーの方法>
 Macintosh で現在表示している全画面を保存するには、Shift キーとCommandキーと3を同時に押します。この方法では、画面のハードコピーがハードディスク上にファイルとして保存されます。また、Windows のように現在アクティブなウィンドウを標準で選択はできませんが、指定した画面上の領域を保存するという機能は持っています。その機能を利用する場合、[Shift + Command + 4]を実行します。マウスカーソルが指の形から十字の形になるので、始点でクリックし、マウスボタンを押した状態で終点までカーソルを移動します。これでその範囲が保存できます。この操作方法は、Classicな MacOS(OS9以前のもの)でも MacOSX でも変わりません。
 通常、ここで保存された画面の形式は、Classic な MacOS の場合、Macintosh専用の PICT という形式です。最近の MacOSX では pdf という形式となっています。

<Linux での画面ハードコピーの方法>
 UNIX 系の OS からの接続についてはサポート対象外となりますが、ご参考までに画面ハードコピー方法をご紹介します。
 Linux での画面ハードコピーは、一般には GIMP などのアプリケーションを使うのですが、それとは別に、画面イメージをビットマップファイルで保存する方法があります。実行するためには、ターミナルウィンドウを開く必要があります。ターミナルとは、kterm や xterm というプログラムでキーボードからコマンド入力を行いプログラムを動かす画面の事です。Windows ではコマンドラインや MS-DOS プロンプトに該当します。

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[基礎知識]

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